おいもの人生ケセラセラ

40代主婦。子育ての日常と認知症母のこと。

ほら、母は笑ってるよ。

朝、いつものようにアレクサでテレビ電話。はっ!と思い出し、その画面をスクショした。いつも良いお顔の母を撮ろうと思うのに忘れてしまうのだ。

私が、仕事に行ってくるね~と言うと、ばいばーい!と2人で手を振ってくれた。

これはぼかしているが、母は笑顔だ。

 

私が色々心配し過ぎている。テレビ電話を繋いでから、父母の様子が手に取るように見えて、逆に今までよりも父母との距離が近くなってしまい、気をもんでいるのだな、と自分で分かる。

同居の弟の気持ちがようやく分かった。こうやって毎日見ていたら、色々出来なくなっていく母を見て辛くなるだろう。哀しくなるだろう。

どうにかしたいと思っても、どうにも出来ないもどかしい気持ちもあっただろう。

それが、テレビ電話を繋いで毎日様子を見るようになって、初めて身にしみて分かったのだ。

 

私には意味のあることだった。

弟にももっと寄り添えると思う。とはいえ、実際私はそこにはいないから出来ることはないし、出来ないのだ。

それがまだもどかしくて、モヤモヤするのだろうなと感じている。

ドラえもん、早く、どこでもドアをください。

 

母の笑顔、毎日撮っておこう。

私が元気を出したい時、安心したい時、笑顔の母を見たいから。