おいもの人生ケセラセラ

40代主婦。子育ての日常と認知症母のこと。

2023大晦日に。

2023大晦日

先日の帰省の際に取り付けた、Amazon echoSHOW。顔を見て話せるから、母にとっても良いだろうと思ったが……

夕方の母は、ご機嫌ナナメ。カメラの方をちっとも向こうとしない。

カメラのこちら側の私を認識できていないのか?父だけ意気揚々と話しているのが気に入らないのか?もしかして知らない女の人と話してると思っているとか?(笑)

 

ここ最近、夕方は不穏気味の母。日時感覚はなくなってきているから、大晦日という特別な感じもしていないのかもしれない。

夕方の母の不穏は、たいてい、「みんなに迷惑をかけているし、早く死んだ方が良い、毎日死ぬことばかり考えている」といった、鬱病のような心理状態。

私の母が、死にたいと口にするなんて、と最初は驚きと悲しさで、胸が苦しくなった。最近は少し受け流せるようになったが、母にとっての夕方は、1番つらくて苦しい時間なのかもしれない。

主婦だった母にとって、夕方は1番忙しい時間だったはずだ。夕食の支度やお風呂の準備、私ら子供たちの世話……忙しそうにしている母の、台所に立つ後ろ姿をありありと思い出せる。

それが出来なくなった、やる気が出ない、そんな自分を嫌というほど感じてしまうのが、夕方の時間帯なのかもしれない。

 

良いお年をお迎えください、と母にも言ったが、うわの空……。だが、その手は一生懸命動いており、洗濯物をたたんでいた。泣けてくる。

父も、母の不穏に付き合うのは大変だと思うので、母の反応がなくても、夕方にアレクサで繋ぐのは父にとっては有効かもしれない。少しでも気をまぎらわせられたら。

 

そんなことを思う大晦日

来年はどんな1年になるのだろう。なるべく父母の元に顔を出し、父母の姿を目と心に焼きつけたいと思う。

いつお別れが来るかなど、誰にも分かりえないのだから。

 

来年もつらつらと、私の想いや、父母の様子を記録できればと思っている。

2023ありがとう。